対策業者って具体的に何をしてくれるの?
ネットの書き込みによる誹謗中傷や風評被害に困っているときの解決策の1つとして、対策業者に頼む方法があります。
対策業者とは、いわばネットの専門家です。ネットの知識がない者が悪意ある書き込みに対抗するには、専門家は心強い味方といえます。
とはいえ、対策業者も商売なわけで無償というわけにはいきません。サービスや対策方法も業者によって違ったりしますし、費用も各社で設定されており統一されてはいません。
不透明で怪しく思ってしまいますが、ネットの世界は日々変化していくため、対策も「昨日まで通用していた方法が今日は通用しなくなった」といったことが起き、独自に開発したノウハウをサービスとして提供しているため各社で異なるようです。
エルプランニング社の場合ですと、ブランドセキュリティ事業として4つのサービスを提供しています。
- 1.風評の自動監視
- 2.非表示化対策
- 3.PRサイト運営
- 4.広告運用
※参考:株式会社エルプランニング
1.の風評の自動監視ですが、ツールを使ったネット上の監視ですから今現在ネットの書き込みに困っている人ではなく、万が一に備えた対策サービスといえます。
4.の広告運用も風評被害の対策とは少し視点が違うようです。
2.の非表示化対策、3.のPRサイト運営が、今困っている人が対象のサービスとなります。
非表示化対策サービスの名称も各社で違いますが、名前や会社名を検索した際に出てくる補助的なキーワードにネガティブなキーワードが現れる際の対策です。
Googleサジェスト、Yahoo!サジェスト、Google関連検索、Yahoo!関連検索(虫眼鏡)といわれる検索した際に出てくる迷惑なキーワードを表示させなくしてくれるサービスです。
その他、
- サジェスト対策
- Googleサジェスト対策
- Yahooサジェスト対策
- Googleキーワード対策
- Yahooキーワード対策
- 虫眼鏡対策
と呼ばれたりします。
3のPRサイト運営ですが、逆SEO対策といわれることが多いです。
検索結果の1ページ目にある迷惑なサイトを2ページ目以降になるように押し下げる対策方法です。書き込み自体を消せない場合に、2ページ目以降にすることで人目につかなくするわけです。
順位を意図的に上げることをSEO対策といいますので、押し下げるという意味で逆SEO対策といいます。
この逆SEO対策ですが、SEO対策よりも難しいです。SEOであれば1サイトを上げればいいわけですが、逆SEOの場合は複数のサイトを上げる必要があるからです。
意図的に上げるサイトも会社であれば自社で運営しているサイトなどになりますが、上げるサイトがない場合は新たにサイトを作る必要があるので費用も高くなります。